商品をいざ売ろうとした場合よく「ペルソナを作りましょう」というお話があることを聞いたことあるかもしれません。ただこれをいざ作ろうと思えば「一体どうやったらいいの?」という話になりますね。今まではそこをマーケティングのプロがになっていました。ですがChatGPTで自分で簡単に作れるようになりました。今回はその方法を何段階かに分けて解説します。
ひとまずChatGPTに全部おまかせで作ってみる
ChatGPTをほとんど使ったことがない人は、ChatGPTにどのように聞けばいいのかすらもイメージが湧かないと思います。そんな時こそChatGPTに聞き方を教えてもらいましょう。
こんな風に聞いてOK。
もうシロウト丸出しの文章ですよね。こんな風に聞いて全然OKです。そうするとこんな風に返ってきます。
非常に細かく答えてくれました。とはいえ結構マーケティングをしたことのある人向けの回答かなと思います。
なのでここで簡単なテンプレートを用意しました。
- 商品の種類:ここに商品の種類を記載
- 販売目標:ここに販売の目標を記載
- ターゲット市場:ここにターゲットとしてる市場を記載
- 顧客の関心事:ここに顧客が持っているであろう関心事を記載
- ゴール:ペルソナの明確な描写を作成する。
この5つを回答することで簡単ではありますがペルソナを作ることができます。ちなみに最後の「ゴール」は何も書き足す必要はありません。
このプロンプトは「ゴールシーク」という手法のもとで書かれているプロンプトです。
さてここでもう1つ「おいおい!これどうしたらいいんだよ!」というものがあると思います。それが「ターゲット市場」ですね。これは何を書いたらいいのかわからなかったりすると思います。そこでそのターゲット市場を書くためにもう一つプロンプトテンプレートを用意しました。例とともに記載しています。
- 商品:ビジネスバッグ
- 価格帯:20000 〜 30000円
- 用途:ビジネス
- 対象性別:男性
- 顧客のライフスタイル:営業として会社外に出ることが多い。
- 顧客の国:日本
- ゴール:ターゲット市場を詳細に定義してリスト作成する。
これによってターゲット市場もある程度書きやすくなるかと思います。なお全部かけなくてもOKで、掛けるとこだけ書けばOKです。
試しに例で記載したプロンプトを入力してターゲット市場を定義してみました。
年齢層だったり、収入レベル、購買行動などのアウトプットをたまたましてくれましたが、このアウトプットしてくれないこともあります。その場合は追加で「年齢層・収入レベル・購買行動といった要素のアウトプットもして」といったプロンプトを入れれば合わせてアウトプットしてくれます。
出力形式などを指定するテンプレートでプロンプトを書いてみる
もちろん出力形式を指定してアウトプットさせることも可能です。
- #ゴール:
ターゲット市場を詳細に定義してリスト作成する。
#インプット内容:
商品:ビジネスバッグ
価格帯:20000 〜 30000円
用途:ビジネス
対象性別:男性
顧客のライフスタイル:営業として会社外に出ることが多い。
顧客の国:日本 - #出力形式:
– 下記の形式で出力
1. 年齢層
2. 収入レベル
3. 購買動機
4. 購買行動
上記のような記述方法でアプトプットしてみますと
さっきよりもすっきりした形で表示されましたね。
さて先程のプロンプトで「#」とか「-」とか使いましたがあれは何かというと、「#」は見だしみたいなものだと思ってください。「-」はオプション的な指定内容だと思ってください。文章でダァ〜っと書くよりもChatGPTに意図を正しく認識してくれやすくなるための書き方です。
そのほかに{}中括弧も使用できますが、これはちょっとメリットが分かりにくいので、またの機会に解説したいと思います。
会話のようにどんどん深掘るのがおすすめ
ChatGPTは「ものすごく知識のある新人社員」と思うとイメージしやすいと思います。なので事細かに分かりやすい指示を出さないと欲しいアウトプットが得られません。
ChatGPTではなく現実の世界でも新人社員に「この資料を “いい感じ” にまとめておいて」という大雑把な依頼をしたら、自分の頭の中にあるベストな状態からかけ離れたアウトプットになることは当然ですよね。
そのためプロンプトの書き方が非常に重要になってきます。このプロンプトの書き方はやっていくうちにだんだん慣れてくるので安心してください。
それともう一つ重要な心構えとしては「会話のように何往復もして自分の理想的なアウトプットに近づける」というマインドです。
結構使い慣れてないうちは、一発で望ましいものが出ず「何だこれ、全然使えないじゃないか」と思ってしまう人もいます。一発で望ましいものが出せなかったのは自身のをプロンプトの質が低いせいです。
このプロンプトの人の低さを補うのが、何度も往復して会話をすることです。ですので会話をするように何度も指示をして、自分の理想的なアウトプットに近づけてください。
まとめ
今回はマーケティングの「ペルソナ」をChatGPTで作る方法を解説しました。できれば今回示したプロンプトを活用してみてください。
ECサイト立ち上げ始めるときは、マーケティングに予算をかける余裕もなかったりします。そんな時でも仮説として自分でペルソナ・ターゲット市場を一旦は借り置きで設定することは大事です。
そこで役立つのがChatGPTでのペルソナ作成です。是非活用してみてください。