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関税徴収が日本だとShopify標準機能でデキない。違う方法を紹介。

越境EC関連で「関税の事前徴収をしたい」問い合わせをチョイチョイ頂きます。Shopifyのプレミアム&Plusプランでは標準機能として「関税事前

Shopify Marketsの関税徴収機能とは?

Shopify Marketsの関税徴収機能は、Shopifyプラットフォーム上での国際販売において関税を簡単に徴収するための機能です。この機能を利用することで、顧客からの注文時に関税を追加することが可能になります。関税徴収機能は、マーチャントが顧客に対して正確な金額を請求するのに役立ちます。

日本のマーチャントへの制限

残念ながら、日本に拠点を持つマーチャントはShopify Marketsの関税徴収機能を制限されています。ヘルプページを見るとあたかも日本でも使えるように勘違いしてしまうのですが、落とし穴があります。登録に基づく税金の設定(リンク:https://help.shopify.com/ja/manual/taxes/registration)このページが関税徴収可能な地域を表していますが、このページに日本が入っていません。これは、Shopifyプランがプレミアムやプラスであっても関税徴収機能を使用できないことを意味します。日本のマーチャントが関税を徴収するためには、別途関税徴収のためのアプリを利用する必要があります。

関税徴収のためのアプリの活用

日本のマーチャントが関税徴収を行うための手段として利用できるのが、関税徴収のためのアプリです。例えば、「Duty and Tax Calculator – iGlobal Stores」というアプリがあります(リンク:https://apps.shopify.com/duty-and-tax-calculator-iglobal-stores?locale=ja)。このアプリを導入することで、Shopifyプランの種類に関係なく関税を徴収することが可能になります。ShopifyプランがBasicであっても、関税の徴収を正確に行うことができるようです。

Shipping Policyに関税の記載を追加する重要性

関税問題は大きな懸念事項です。マーチャントが顧客に対して明確な情報を提供することは非常に重要です。関税の徴収が発生する可能性がある場合、Shipping Policyに国によっては関税等がかかる可能性がある旨を明記することをお勧めします。これにより、顧客は注文をする際に関税の存在を理解し、予めその費用を把握することができます。また、トラブルや不明な点を回避するためにも、正確な情報提供は欠かせません。

以上が、Shopify Marketsの関税徴収機能に関する小見出しと詳細解説です。日本のマーチャントにとっては制限がありますが、関税徴収のためのアプリの活用や適切な情報提供により、国際販売におけるトラブルを回避し、スムーズなビジネス展開が可能となります。

ABOUT ME
さすー
2020年からShopifyに注力し、越境ECサイト構築をメインとして従事。海外のWebマーケティング企業に対してECサイト制作の支援を行い、制作部門の立ち上げにも関与。また書籍「はじめての越境EC・海外Webマーケティング」の執筆に協力。最近ではChatGPTなどの生成AIを活用したITソリューションにも取り組み、企業への導入実績もある。